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意外と知らない!?カピバラが温泉に入る2つの理由【冬の風物詩】

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世界最大のネズミ、カピバラ
優しげな顔とのんびりした生態が
癒されると評判の動物です。

カピバラが温泉に入る姿は、
冬の動物園の風物詩として有名になってきていますね。


しかし、他の動物には温泉のイメージは
ほとんどありません。
カピバラ以外では猿くらいでしょうか。

カピバラが冬に温泉に入るのはなぜでしょうか?


その理由は、
カピバラは暖かい地域に生息する動物で、
元々寒さに弱いからです。

そしてカピバラにとって
水辺は生活にかかせない場所であることも
理由に挙げられます。


カピバラが温泉に入る2つの理由とは?実は理にかなっていた!

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実はカピバラ寒さに弱く、
生きていくうえで水辺が必要になる動物です。

詳しく解説しましょう。


まず、野生のカピバラは、
日本を含むアジア圏には生息していません。

カピバラの主な生息地は
南アメリカ大陸です。
北はパナマから、南はアルゼンチンの一部まで
南米では幅広く生息しています。


カピバラは川近くの草原や、
湿地帯で暮らしています。
川や池が無かったり
遠かったりする場所にはいません。


なぜ川が必要なのかというと、カピバラ
排せつや交尾を水の中で行うためです。

この二つは生きていくのに重要なことですよね。
そのため、カピバラが生きるためには
水辺が必須になるのです。

 

動物園で水に浸かっているカピバラを見たとき、
水の中で糞をしている光景を見かけたことが
何度かあります。

最初はそのカピバラがうっかり者なのかと
勘違いしていましたが、
本当はカピバラの習性によるものと知り、驚きました。

 

そして、南米に住んでいるということは、
基本的に生息地は暖かいということです。


カピバラにとって日本の冬は寒すぎます。
カピバラにとっては、
冬は暖かい湯に浸かる必要がありますね。

そのため、日本らしい雰囲気がある温泉とカピバラ
元から相性が良いということになります。


温泉は、カピバラにとっては
体を温めることができますし、
人間にとっては写真映えする光景になります。

両者が得をするシステムがカピバラ温泉というわけです。


一度は行きたい!カピバラ温泉を見られる動物園3選

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カピバラが温泉に入る姿を見られる動物園は
国内にいくつかありますが、
その中でもおすすめの動物園は
伊豆シャボテン公園
長崎バイオパーク
・埼玉こども動物自然公園
です。

 


伊豆シャボテン公園静岡県伊東市
(例年11月下旬から4月上旬まで実施されます。)

伊豆シャボテン公園は、
カピバラ温泉の元祖の動物園です。

始まったのはなんと1984年!

昭和時代から続くイベントだったのですね。


ゆず湯に浸かったり
打たせ湯を浴びたりするカピバラ
じっくり観察できますよ。

正統派なカピバラの温泉を見たい人に
おすすめしたい動物園です。


また、伊豆シャボテン公園
国内の他の動物園と協力して、
カピバラの入浴時間コンテストなどの
ユニークな催し物をよく開催しています。
それらも要チェックですね。

 


長崎バイオパーク長崎県西海市
(例年11月下旬から2月末まで実施されます。)


長崎バイオパークは、
カピバラたちとの触れ合いを重視した動物園です。

カピバラが柵で囲われている場所は少なく、
道端を自然と歩くカピバラを見られます。


そしてぜひここで見てほしいのは、
カピバラザボンです。

ゆずよりもはるかに大きなザボンの実と、
そんな大きさを屁とも思わないカピバラたちの
ギャップがおもしろいのでおすすめです!

 


③埼玉こども動物自然公園(埼玉県東松山市
(例年11月下旬から3月末まで実施されます。)


埼玉こども動物自然公園は、
自然に囲まれて生き生きと暮らす動物たちを
観察できる公園です。


カピバラ温泉も冬の名物となっています。

ここのカピバラ温泉は、
ゆっくりカピバラを見たい大人の人に
ぜひ行ってみてほしいです。


というのも、足湯に浸かりながら
カピバラ温泉を眺められるんです!
日頃の疲れが一気に吹き飛びそうですね。

ただ、入園予定日に足湯を実施しているかどうかを
確認してから行ったほうがいいでしょう。


まとめ

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カピバラはその習性により、
暖かい湯に入ることが分かりました。

そしてその習性が、日本の温泉という文化に
ぴったりだったということですね。

これからはカピバラ温泉を見て
ただ「かわいいなあ」と思うだけではなく
違った視点から観察できるかもしれませんね。