暑すぎて眠れない!熱帯夜を快適に過ごすエアコンの除湿機能の使い方
夜になっても気温が25℃を下回らない日々が続くと、
エアコンが手放せなくなりますよね。
けれど、エアコンをつけっぱなしで寝てしまうと、
朝目が覚めた時に体がだるく感じる事も多いと思います。
タイマーをセットしておくのも対処法の一つですが、
エアコンが切れた途端に
暑くて目が覚めてしまうなんてことも。
また、つけっぱなしだと電気代がかかりすぎる、
なんて悩みもあると思います。
そんな悩みを解決する方法として、
お勧めするのがエアコンの除湿機能。
その理由や使い方のポイントについてお話しします。
使うべきはエアコンの除湿!湿度を下げれば熱帯夜でも快適な睡眠に!
湿気が多く、ムシムシする日は
それだけで不快に感じますよね。
逆に、カラッと晴れた日は
暑くても快適に過ごせることが多いと思います。
何故かというと、人が快適と感じる環境は、
温度と湿度の両方で決まるからです。
一つの目安として、
「湿度が10%下がると体感温度は約1℃下がる」
と言われています。
例えば、
ある日の気温が30℃だったとしましょう。
湿度が100%だった場合に、
あなたが実際に感じる温度は30.7℃になります。
それでは、湿度が0%だった場合はどうでしょう?
なんと、実際に感じる温度は22.7℃まで下がってしまうのです。
また、人が快適に過ごせる湿度は
40%~60%の間と言われています。
では、日本の夏の平均湿度はどれくらいでしょうか。
平均して80%と言われています。
これでは、暑いと感じるのも当然ですよね。
ですので、温度ばかりを極端に下げるのではなく、
同時に、湿度を快適に感じる数値まで下げてあげることが、
熱帯夜での快眠に繋がるのです。
電気代節約術!エアコンの自動運転なら節電しながら快適に過ごせる!
では、除湿機能だけを使えば快適に過ごせるのでしょうか?
実は、これも正解ではありません。
除湿機能の電気代は、
だいたい弱冷房と同じと言われています。
ですので、除湿機能だけを使っていれば、
電気代はあまりかからず、
一見お得に感じるかもしれません。
ですが、除湿機能で感じる温度の下がり方は非常にゆっくりなので、
あまりにも暑いと、温度が下がった頃にはグッタリしてしまい、
何もやる気が起きないなんてことも。
これでは快適な生活とは言えませんね。
では、家に帰ってきたら、
まずは温度を一気に冷やす方が良いのか?
これも間違いです。
例えばとある日の熱帯夜、
あなたが家に帰ってきてドアを開けると、
途端に室内からムワッとした暑い空気が流れ出てきます。
思わずエアコンの設定を16℃まで下げて、
一気に冷やしたくなりますが、
こんな時はまず、最初に窓を開けて、
家の中の熱気を外に出してあげることが大切です。
必要に応じて、扇風機で空気を外に流してあげるのも良いでしょう。
こうして一度空気の入れ替えをするだけでも、
部屋の温度は大きく下がります。
では、次に何をすればよいのか。
エアコンを最低温度にして一気に下げる?
いえいえ、これではフルパワーで電力を使ってしまうので
節電にはなりません。
エアコンを弱にして、じっくり待つ?
節電にはなりますが、快適に過ごせるとは言えませんね。
正解は「自動運転である程度冷やしてしまう」です。
その上で、快適に過ごせる温度になったと感じたら、
除湿機能に切り替えましょう。
朝までつけっぱなしで構いません。
こうすることで、節電を意識した上で、
蒸し暑い夜を快適に過ごすことが出来ます。
ただし、あまり乾燥させすぎると、
今度は乾燥肌や、喉を傷める原因にもなりますので、
40%~60%の湿度設定にしておくことがオススメです。
まとめ
地球温暖化もあり、
年々夏の暑さはひどくなっている様に感じます。
高温多湿な気候と言われる日本は、
世界の中でも特に蒸し暑さを感じる国の一つです。
快適に夜を過ごすことは、
次の日をやる気に満ちた日にするためにも、
非常に重要なポイントだと思います。
暑さに負けないように、
工夫をしながら毎日を頑張っていきましょう。