カゴパクとは何の事？増えている原因とは？【デメリットしかない】
近頃、スーパーで
カゴパクの被害が増えています。
カゴパクとは、清算を終えたレジカゴを
そのまま家に持って帰ることです。
もちろんカゴパクは万引き行為ですし、
窃盗罪にも当たります。
店のものを勝手に持ち帰っているのだから
当たり前ですよね。
私が初めてカゴパクについて知ったときは、
「そんなことする人本当にいるの？！」と
信じられませんでした。
しかし、そういう人が世間には本当にいるのです。
ではなぜカゴパクが増えているのでしょうか？
また、カゴパクが増えると何が問題なのでしょうか？
カゴパクが増えた一番の理由は、
レジ袋が有料になったからです。
また、カゴパクが増えると
お店の経営に大きな損失を出すことになります。
客にとっても、買い物をスムーズに行えなくなってしまう
という問題があります。
レジ袋有料化の影響で増えるカゴパク
2020年7月に、レジ袋が有料化されました。
例外的に無料のままでオッケーな店もありますが、
スーパーはレジ袋が有料になりました。
そのころからカゴパクが問題になり始めました。
それ以前にもカゴパクをする人はいましたが、
レジ袋が有料になってからは明らかに増えました。
スーパーのレジ袋はおよそ3円～5円と、
高い値段ではありません。
しかし、今まで無料だったものにお金を払いたくない、
という人がカゴパクをしてしまうと考えられますね。
私はマイバッグを使えばいいと思うのですが…。
スーパーによっては段ボールを
無料でくれるところもありますよね。
大きなものだったり重いものを買ったりしたときは、
店員さんにお願いして段ボールをもらったこともあります。
また、カゴパクが増えたもう一つの理由として、
マイカゴも関係しているのではないでしょうか。
マイカゴはスーパーや雑貨店などで販売されていて、
見た目がレジカゴにそっくりです。
マイカゴを買った人はその中に商品を入れて
持ち帰ることができます。
それを見た人が、カゴパクしてもバレないと
思ったのでしょうか？
そういう人もきっといると思います。
いずれにしろ、自分で買ったわけでもないカゴを
勝手に持ち帰るのは犯罪です。
カゴパクは店・客にデメリットしかもたらさない
カゴパクが増えていいことは一つもありません。
むしろデメリットだらけです。
まずお店にとってのデメリットは、
店の経営に損失をもたらすということです。
レジカゴはタダではありません。
一つあたり200円～500円ほどの仕入れ値がかかります。
一つ最低でも200円とは、かなり高いですよね！
スーパーにはたくさんのレジカゴが用意されています
から、総額で考えると相当の値段になります。
しかも、一度仕入れたレジカゴは、
基本的には壊れるまで使えます。
レジカゴは丈夫なので1年～数年くらいは持つでしょう。
もしレジカゴが仕入れてすぐ盗まれたらどうでしょう？
また新しいレジカゴを仕入れなければいけません。
一つや二つくらいならまだしも、
盗まれる数が増えるほど、大きな損失になりますよね。
こんなことが続いたら、いずれ経営に大きく
響いてしまいます。
そうすると、店側はカゴパクされないように
新しいルールを決めることになります。
例えば、清算前と後でカゴの色を変えたり、
清算後のカゴから取手を外したり…。
盗む人がいないように監視の目を強くする必要も
出てくるかもしれません。
そうなると、新しい備品や設備を
準備しなければいけないですよね。
人件費もたくさんかかるようになります。
カゴパクを放っておいたら損失が出ますが、
対策をするのにもお金がかかるのです。
客にとってもデメリットがあります。
カゴパク対策で新しいルールが増えたら、
買い物が複雑になってしまいます。
ただでさえレジ袋が有料化してレジでのやり取りが
増えたのに、さらにルールが増えるのです。
そうなると、そのスーパーに買い物に行くのが
億劫になってしまいます。
客足が遠のく原因にもなりかねません。
誰だってスムーズに買い物ができるほうが
嬉しいですもんね。
また、監視の目が強まると
マイカゴを持っている人は自分が疑われるんじゃないか
と心配することになるでしょう。
なにも悪いことはしておらず、ただ便利だから
マイカゴを使っているだけなのに…。
このように、カゴパクは誰にも
メリットをもたらすことはありません。
まとめ
レジ袋が有料化されたことによってカゴパクが増え、
店や客に大きな負担がかかっています。
今は、カゴパクはモラルの問題だという認識が
強いように感じています。
しかし店の備品を盗むのはモラルの問題ではありません。
立派な犯罪行為ですよね。
いずれはカゴパクも他の万引きと同じように、
厳しく取り締まるようになってほしいと思います。
