【絶景】富士山の雪化粧の期間は?冠雪時期は場所によって変わる!?
富士山といえばやはり「雪化粧」、
てっぺんに真っ白な雪が積もっている
イメージではないでしょうか?
一体どのくらいの期間雪が積もっているのか?というと、
年によって時期のずれはありますが、
10月から翌年の6月くらいまで。
なんと9ヶ月以上も雪が積もっているんですね。
2020年は山梨県富士吉田市が9月21日午前に
「初雪化粧」を宣言しました。
去年の2019年の初雪化粧は10月23日で、
今年は1ヶ月以上早い宣言となりました。
毎年こんなにも冠雪の時期がズレるものなのでしょうか?
富士山の初冠雪は例年いつ頃?どれくらいズレがあるの?
年 |
初冠雪日 |
2000年 |
9月4日 |
2001年 |
9月22日 |
2002年 |
9月27日 |
2003年 |
10月6日 |
2004年 |
10月21日 |
2005年 |
10月11日 |
2006年 |
10月7日 |
2007年 |
10月6日 |
2008年 |
8月9日 |
2009年 |
10月7日 |
2010年 |
9月25日 |
2011年 |
9月24日 |
2012年 |
9月12日 |
2013年 |
10月19日 |
2014年 |
10月16日 |
2015年 |
10月11日 |
2016年 |
10月26日 |
2017年 |
10月23日 |
2018年 |
9月26日 |
2019年 |
10月22日 |
2020年 |
9月23日 |
これが過去の初冠雪の記録日になります。
ここから算出して平年は9月30日ですね。
初冠雪記録が早い年の2008年(8月9日)と
遅い年の2016年(10月26日)では、
約2ヶ月半以上の時期のズレが生じています。
毎年気象が不安定なことも、
富士山に影響を与えているようです。
【初耳】富士山の冠雪は場所によって変わる!?早いのは何県?
富士山の絶景ポイントとして
挙げられる場所は静岡県と山梨県ですよね。
実はこの静岡県と山梨県でも、
冠雪が見られる時期が微妙に変わってくるのです。
ではどちらがみられる時期が早いかと言うと、
山梨県側の方が早く見ることができます。
その理由は、風向きや南海からの湿った空気が
流れてくる量や日光の当たる時間(日照時間)の差
によることが大きいのです。
静岡県に比べると、山梨県の方が冷えやすくなっており、
日照時間が短くなっていることで、
富士山に積もる雪の量が変わってくると言うことです。
静岡県から見た富士山が、
頂点付近までしか雪が積もっていない時でも、
山梨県から見た富士山は、
七合目まで雪が積もっていることもあるそうです。
富士山を撮りたい人必見!見栄えの良い撮影時期は?【月ごと解説】
10月〜翌年の6月まで冠雪が楽しめると
お伝えしましたが、一体いつ頃が一番綺麗に見え、
楽しめる時期なのでしょうか?
富士山は毎月のように
雪の量や周りの環境が変わるので、
一概に綺麗な月を決めることが難しいですが、
冠雪時の特徴を書き出してみました。
10月
冠雪が始まり雲海などの現象も楽しめるので、
富士山マニアに好まれる10月。
雪は積もり始めたばかりなので、
まだ真っ白ではないですがとても写真撮影に向いています。
11月
紅葉の時期になるので、赤・青・白のコントラストが
楽しめる時期になります。
空気も澄んできて見通しも良くなります。
12月
冬の富士山ですね。晴天のと雲が出る日の割合が
とても良くバランスになります。
1月よりも乾燥していないので、
雲海や朝焼けが綺麗に見えます。
1月
12月よりも雪が増え、
想像する富士山通りの景色が見えます。
晴天率が安定して高く綺麗な富士山が
撮影しやすく夜景・遠景に適しています。
2月
湿度が高い日が増え、曇りの日が増えます。
天気の良い日に富士山が綺麗に見えたらラッキーです。
3月
梅の花が咲き、背景に富士山が映える月。
雪の量も多く撮影に適しています。
4月
春が始まり桜が咲く頃なので、
とても綺麗な富士山を楽しめるでしょう。
ただし黄砂や大気汚染物質などが舞う
「春霞」と言う現象で見通しが悪くなることが多いです。
5月
新緑シーズン。綺麗な緑の背景に富士山などを
映すと色彩が鮮やかになります。
雪は溶けつつあります。
6月
梅雨のシーズンになるので雨や曇りの毎日になり、
富士山が綺麗に見える日はごく僅かです。
雪が溶けてなくなります。
まとめ
できれば綺麗な富士山を
写真に撮っておきたくなりますよね。
各月の特徴から見ると、季節の良さを出して
いろいろな表情を楽しめる富士山ですが、
2月は富士山が綺麗に見えることが少ないそうです。
2月を除けば梅・新緑・桜・紅葉などの自然と
共に楽しむことが出来るので、
あとは個人的な好みの問題になってくるでしょう。