3分で分かる!リニア中央新幹線のメリット・デメリットと今後の課題
リニア中央新幹線は
2027年の開業を目指して、
2014年には着工されています。
ただ、持ち上がる問題点が
今後どう改善されていくかが
気になるところだと思います。
共通の問題点は環境への影響でしょう!!
今回は環境へのメリットとデメリットの
両方を踏まえながら、
リニア中央新幹線について見ていきたいと思います。
運転手は乗らない!?リニア中央新幹線はこんなに凄い移動手段!
リニア中央新幹線とは
時速500㎞という高速走行ができる新幹線です。
時速500㎞のイメージがつきにくいと思うので、
例を挙げてみます。
時速500㎞とは、
プロペラ旅客機と同じくらいの速さです。
まだイメージがつきにくい方の為に、
わかりやすい時間で表してみると…
東京~大阪を約1時間、
東京~名古屋であれば約40分で
到着することができます。
のぞみで行くと
東京~大阪は2時間半ほどかかるので…
とりあえずとっても速いことがわかりますね!
ルートとしては、
東京駅から甲府市付近~名古屋市付近
~奈良市付近を経て、終点は大阪市になります。
ちなみに離れた場所で
スピードを調整することができるので、
運転士さんは乗らないそうですよ。
でも、乗務員さんはいるので安心してくださいね。
環境への影響が問題!リニア中央新幹線のメリット・デメリットまとめ
次はリニア中央新幹線の
メリット・デメリットを見ていきましょう。
ます、メリットから…
①新幹線の代替手段
日本では地震や台風、水害などが
起こりやすいですよね。
そんな災害が起きた時に
新幹線が動かせないことで生じる影響は
とても大きいものです。
東海道新幹線は1日平均40万人が
利用していることからも、
影響の大きさがわかりますね。
そこで、リニア中央新幹線が
新幹線にかわり期待されています。
②省エネと環境に優しい
二酸化炭素の排出量が航空機と比べ、
半分以下まで削減されるのではないかと
みられています。
二酸化炭素は地球温暖化の原因になる為、
気になる問題ですよね。
③騒音や振動が少ない
これはリニア中央新幹線が
磁力の力で浮いているからだそうです。
最初はタイヤで走り、スピードが上がってくると
地上から10cmほど浮き上がる為、
騒音や振動が少ないようです。
地上から浮くという辺りが未来的な乗り物感がありますね。
④スピードと輸送量が最大
まず、スピードは上記でもお伝えしたように
航空機並みでしたね。
それに加え、一度に大量輸送することも可能。
また、自家用自動車や高速バスのような
渋滞に巻き込まれることはありません。
上記のメリットの他にも…
観光の面でも奈良や山梨など
自然に恵まれた地域を移動できるので
外国人観光客にとっても魅力的でしょう。
また、移動時間の短縮により
フットワークが軽くなりそうですよね。
個人的には1番期待しているところです。
東京駅まで爆走し、最終の新幹線に飛び乗って
2時間半かけて大阪に帰ることが多いので、
移動時間は半分になることは嬉しいですね。
ただ、メリットばかりじゃないのが現実ですよね…
次は問題とされている点を挙げてみましょう。
①水資源への影響
東京~名古屋間の86%が地下トンネルになり、
その一部が南アルプスの地下で25㎞にわたるそうです。
南アルプス一帯の地下水脈が分断されてしまう事で、
地下水がトンネル内に湧き出てしまい、
地下水や河川流量の減少がみられるなど
河川の生態系に影響が出るとされています。
トンネル内に湧き出た水を放流するにしても
周辺の河川にはヤマトイワナのような希少種が
生息している為、影響が心配されます。
②野鳥への影響
また、野鳥たちへの影響も心配されています。
絶熱危惧種や環境の変化に敏感な鳥たちが
確認されているので対策が必要でしょう。
③土砂の処分方法
東京~名古屋間の掘削だけでも
東京ドーム45杯分の土砂が発生する
と言われています。
公共事業などで利用するそうですが、
現在決定しているのは2割ほど。
処分先が決定していない8割をどうするかが
問題点になってきます。
仮置きしても南アルプスの景観を損なう事になってしまい、
大雨で土砂崩れを起こしうることも心配されています。
まとめ
便利である一方、
問題点が出てくることも仕方ないかもしれません。
メリット・デメリットどちらにも共通してしまう
環境への影響をどのように改善して進んでいくのでしょうか?
2027年にリニア中央新幹線に乗ることができるのか
今後が気になりますね。